芸大講座「琉球陶磁器の構造」森達也(全学教育センター教授)

1.沖縄出土の中国陶磁ーグスク時代から古琉球までー

龍泉窯官器(明代に生産された宮廷用の最高級の青磁)が下記グスクから
出土している。これらは、明皇帝からの下賜品と思われる。
今帰仁グスク、勝連グスク、浦添グスク、首里城、那覇市渡地遺跡

2、琉球陶器誕生
湧田窯では古くから瓦や瓦質土器などの生産が行われていた。

1616年、一官、三官、一六ら三名の朝鮮人陶工によって、高温で焼成された
壺や甕などの生産が始まった。これが沖縄の陶器生産の始まりとされる。

1682年、王府の命により、湧田、知花、宝口の陶器生産が壺屋に統合される。

3、琉球陶器の特徴
形態は大らかで逞しく優しさがにじみ出ている。これらはその土地の風土や
生活環境に合わせて生活の用具として作られたからである。壺屋の陶器の
素朴な暖かみは今日に至るまで人々を魅了してやまない。

ペーチン